犬のしつけは、ほとんどの方が周知していることだとは思いますが、「猫」に関しては、しつけという概念がほぼないですよね。
でも、「しつけ」をしっかりと行うことで、緊急時に慌てなくなったり、災害時に役立ったりします。
ワンちゃんと違って、ちょっとしっかりしつけするには、コツがいるかもしれません。
ですがここでは、ちょっとずつ、にゃんこたちにも「しつけ」を受け入れてもらいえるように、お手伝いしていきますね。
目次
ネコのしつけ方 | トイレと爪とぎ
ご存知のとおり、猫はもともと「良く寝る」生き物です。
犬と違って、活発に活動する時間と眠る時間がはっきりしており、極端に長いことも特徴的ですよね。
猫は、好奇心旺盛なので、まずは部屋中。
いや、家中を探索していきます。
昼間のうちは寝てばっかりいますが、夜行性の生き物なので、夜、夜中に急に走り回ったりします。
自分たちが見てないうちに、怪我したりしないように、危ないなと感じるものは片付けておきましょう。
また、家の中を十分に探索できないと、不安に思ったりしてしまう場合もあります。
納得がいくまで、探索させてあげることで、安心する生き物なので、じっくりと自由行動させてあげましょう。
トイレはしっかりと教える
犬ちゃんに比べて、ネコは比較的に早く覚えます。
猫専用のおトイレを用意して起きましょう。猫のトイレは犬との違いとして「1匹に1台」用意することが好ましいです。また、猫のトイレは常にきれいにしておきましょう。
これは、もともと猫はきれい好きな生き物なので、トイレが汚れていると、別の場所でしてしまう可能性があります。
多頭飼をしている方は、必ず1匹1台、おトイレを用意しましょう。
ごはんの食べ方が独特なのを理解して
にゃんこは、食事の食べ方が非常に独特です。
ワンちゃんと違って、ご飯を一度に食べきらずに、少しずつ残しながら食べる傾向にあります。
一日に総合的なあげる量を決めて、それを少しずつ与えるほうが、新鮮なごはんを与えることができます。
草を食べる習性もあるので、「猫の草」も用意してあげましょう。胃の不快感などを解消させるために、草を食べて胃を落ち着かせることもあります。
量や、与える回数なども、猫とのコミュニケーションを取りながら、良い塩梅をみつけられるようになりたいですね。
身元をはっきり分かるようにしておく
猫は、お散歩気分で、お外に脱走してしまったり、知らない間に隙間から出て行ってしまって、そのまま迷子になって帰ってこなかったというケースもあります。
子猫を飼った時点から、猫の身元ははっきりとわかるようにしておきましょう。
迷子札を首輪につけておくこともおススメですが、電話番号や住所など、個人情報が丸出しなので、迷子札には電話番号だけ。
マイクロチップというシステムもあります。
身元が判明した瞬間に、飼い主さんに連絡が入るシステムになっています。
キャリーに慣れさせて!
災害時や緊急時、または病院にいくなどの移動時に、必ずキャリーに入れなければならない場面が出てきます。
キャリーに入ることが嫌いな子は、暴れたり噛んだりと大変なので、常にキャリーに入れることがスムーズになるようにしつけておきましょう。
犬と違うところは、猫は狭いところが大好きなので、気に入ったら自分から入っていくこともあります。
お気に入りのおやつやおもちゃを一緒に入れてあげると安心して入ってくれるようになりますよ。
つめとぎのことについて
猫にとって、「つめとぎ」は必須行動。むしろ、生きていくのになくてはならないのです。
マーキングの意味もあるのですが、猫によって好みはそれぞれですが、家具や壁につめとぎをされないように、飼いはじめたその日から、場所をしっかり用意しておくことが好ましいと思います。
つめとぎの場所は、猫の寝ている付近。起きてすぐにつめとぎをすることが多いので、寝床の近くが理想的。
または、目立つところ。垂直にしっかり固定できる場所が好ましいですね。
早めに去勢、避妊を
「気が付かないうちに妊娠していた・・」ということはよくあります。
上記でも話しましたが、猫は「いつの間にか出かけて、いつの間にか帰ってきます」
その間に、妊娠してしまったりする場合もあるのです。経済的な余裕などで、2匹目を飼う事が難しく、捨てると言う行為は「犯罪」になります。
飼うことはできない命を増やさないためにも、去勢、避妊は大事です。
まとめ
犬と違って、猫にはいろいろと気をつけたり、気を遣うことが多いかもしれません。
それでも、愛らしい自由な姿は、私たちに癒しと安心を与えてくれますよね。この子たちを守るのは、私たち人間でしかありません。
犬も猫も、飼い始めたら、かならずできるものから、しつけをしていきましょう。