くるくるな毛並みが特徴的でもあり、魅力的でもあるトイプードルの毛色には5種類の毛色があり、全て単色です。
毛色が違うだけではなく、それぞれ性格も違うと言われているのですが、どのように違うのかを今回はご紹介していきたいと思います!
目次
トイプードルの毛色による性格の違い | 人気の色と特徴
早速色による違いを解説していきます。
レッド
トイプードルの中で、一番オーソドックスの毛色がレッドです。
レッドはテディベアカットで人気に火が付き、トイプードルと言えばこれ!とイメージしている方も多いのではないでしょうか。
特徴
レッドの特徴は、赤みの強い茶色でレンガのように濃い赤色から、ベージュに近い白みを帯びた茶色の個体までまとめて「レッド」と表記されることが多く、個体差があります。
トイプードルの中間色の表記はブリーダーの一存で決めることができ、一番人気であるレッドと表記することで、実際はアプリコット色やもっと濃い色の子でも高値で取引されています。
性格
- 人懐っこい
- 明るい
- 活発
- 神経質
という性格で、ペットとして求められるような愛される要素を全て持ち合わせているのも一番人気の秘訣となっているわけですね。
その反面、神経質で内向的な子も多いとされています。
アプリコット
レッドの次に人気がある毛色がアプリコットです。
成犬になっても子犬のように可愛らしい一面もあり、アプリコットもレッドと同じようにテディベアカットがとても似合います。
特徴
アプリコットの特徴はレッドの毛色にも似ているのですが、レッドというよりオレンジ色が強調されています。
簡単に言えばあんず色ですね。
レッドに比べると毛質は細く、毛量も少ないため皮膚トラブルが発生しやすいので、日頃からのブラッシングや皮膚ケアをまめに行うことが必要です。
お値段はレッドより少し高めになります。
性格
- 陽気
- 元気
- 遊ぶのが大好き
- 協調性に欠ける
- 警戒心が強い
という性格で、元気なのはいいのですが、やや協調性に欠けるので、多頭飼いには向かないと言われています。
独占欲が強いのかもしれませんね…
レッドに比べると警戒心が少し強いことも…
ブラック
ブラックはホワイトと並ぶ原種カラーで均整の取れたバランスの子が多く、気品と勇ましさがあります。
特徴
原種カラーであるブラックは運動能力が高く、遺伝疾患も少ない丈夫な子が多いと言われています。
墨のように黒く輝いている毛色に、毛先がわずかに赤みがかった小豆色が入っています。
毛量は比較的多く、硬いので肌触りが他のカラーと違った特徴となります。
ブラックの中にもホワイトやブラウンの遺伝子が混ざっている子もおり、そのような場合は、年齢を重ねるごとに被毛の色が薄くなっていくこともあるでしょう。
性格
- 控えめ
- 落ち着きがある
- 忠誠心が強い
- 頭が良い
という性格で、他の毛色の子と比べ穏やかな性格の子が多いと言われています。
友好的で無駄吠えも少ないので、初めてトイプードルを飼う方にはブラックがおすすめですね。
また、多頭飼いにも向いているカラーと言えるでしょう。
シルバー
ブラックも見かけることが少ない毛色なのですが、それ以上に見かねない毛色がシルバーです。
稀少性とおしゃれな見た目から人気が出ました。
特徴
シルバーは生まれた時からシルバーではなく最初は黒なのです。
ですので、シルバーで子犬を探している方は「本当にシルバーなのかな?」と疑心暗鬼になってしまう方も多いでしょう。
成長とともにトリミングなどで被毛をカットしていけば段々シルバーになるというわけです。
色の変化を楽しめるのもシルバーの特徴と言えるでしょう。
シルバーでもブラウン寄りや濃いめ薄めがあり、それが魅力と言っている方も多いようですね。
毛質はとても繊細で絡まりやすいのでキレイな被毛を保つためには日頃からまめに手入れが必要となります。
性格
- 神経質
- 協調性に欠ける
- 独立心が強い
- 飼い主には従順
- 警戒心が強く吠えることが多い
という性格でこれを見ると一匹狼的なイメージを抱きますが、シルバー全てがこのような性格という訳ではなく個体差が大きく出てくるので、一概には言えません。
扱いにくそうと思っているでしょうが、実際は飼い主に従順でとっても甘えん坊なので、可愛げもありますよ。
毛色と同じで少しプライドが高い性格とも言えるでしょう。
ホワイト
ホワイトも原種カラーになり、気品がある容姿です。
古くから飼育されているので、レッドやアプリコットなどの新出カラーに比べると個体のバラつきは少ないと言われています。
特徴
ホワイトの容姿は気品が高く見えるためドッグショーとしても活躍していることが多く、祖先にマルチーズが交配されていると言われています。
生まれた時は茶色がかった白なのですが、1年~2年かけてホワイトに成長していきます。
さらにシニアになるとホルモンバランスの崩れから色は赤くなるというように年齢によって変化が見られやすい毛色とも言えるでしょう。
ホワイトのため他の毛色より涙やけなどの汚れが目立ってしまうのも特徴で、専用のクリーナーで定期的にお手入れをしたり、涙やけを減らす成分が含まれたフードを使うなどの工夫が必要になります。
性格
- 温厚
- 従順
- 服従心が強い
という性格で、他の毛色に比べ服従心も強いやめ、しつけもしやすく、性格も安定しているので、初めてトイプードルを飼う方にもおすすめです。
また、全毛色の中で一番甘えん坊と言われており、メスよりオスの方が飼い主さんにべったりという話も良く耳にしますね。
楽しいことが大好きで好奇心も旺盛なので、いつも楽しい遊びを探している姿が愛らしく感じますよ。
クリーム
クリームはアプリコットをさらに薄くしたような感じで、成犬になっても子犬のような可愛さが残っているという点が人気の一つと言えるでしょう。
特徴
クリームは成長によって脱色し、ホワイトに段々近づいていくと言われています。
子犬から飼った場合、約2年程度で毛色が薄くなるので、クリームカラーが楽しめるのは期間限定と言えますね。
毛質は柔らかく、毛の巻きがゆるいウェーブになっている子もおり、絡まりやすいので日頃からのお手入れは欠かせません。
ホワイトと同様、涙やけ対策も必要です。
性格
- 風変り
- マイペース
- 甘えん坊
- わがまま
という性格で、今までの毛色とは違った性格を持っています。
個性的とも言えるでしょう。
マイペースでわがままなので、しつけをせずそのままにしておくと、手が付けられなくなる可能性があるため、小さい頃からしっかりしたしつけが必要です。
さらに、両親によっても性格が違ってきます。
ブラウン
ブラウンはブラックとレッドの中間色で、アイラインや鼻の色もチョコレートブラウンとなっています。
珍しいカラーなので、街を歩いていると注目を浴びること間違いなしでしょう。
特徴
ブラウンは黒に近いはっきりとしたこげ茶が特徴で、運動能力が高く骨密度がしっかりしています。
レッドのトイプードルにも間違えられやすい毛色とも言えるでしょう。
性格
- 落ち着きがある
- 大人びており独立心が強い
- 気難しい
という性格で、穏やかな子が多いので、飼い主さんに依存し過ぎない傾向もあります。
ですので、飼い主さんがいてもいなくてもそれなりに一人で過ごすことができると言われています。
独立心が強いので、全毛色の中で一番しつけがしにくく、より時間をかけないとなかなか覚えてくれません。
初心者向けではないでしょう。
まとめ
今回はトイプードルの毛色別特徴と性格についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
一時期は同じ犬種なのに、毛色によって性格が違うなんてありえないという方も多かったのですが、やはり毛色によって性格が違うことが判明しましたね。
これからトイプードルを家族として迎え入れようと思っている方は、是非毛色選びの参考になさってみてください。